空調事業を中心にグローバルなインフラ企業として、事業を展開するダイキン工業株式会社。同社は、2030年を見越した事業戦略に合わせて、広報・PR戦略を一緒に設計できるパートナーを探していました。コンサルファームでもなく、総合代理店でもない。VIOLETに任せてみたい、と思わせたのは、担当としてアサインされた一人のマーケターの存在でした。今回は同社の広報として今回の取り組みを推進した重政周之さん、平田 沙季さんに、導入の経緯や率直な感想を伺いました。1.決め手は、知名度でも肩書きでもなく「最初の提案」だった — VIOLETを契約するにいたった経緯を教えてください。重政周之さん(ダイキン工業 広報):やはり印象的だったのは、最初のご提案ですね。 最初から、かなり熱量のこもったアウトプットをいただけたのが驚きでした。VIOLET 小塚:たしかに、あのアウトプットはすごく熱がこもっていましたよね!実は担当マーケターの山本も仕事を相談したときから「ぜひ、この仕事やらせて欲しい!」と熱量が高かったんです。 ダイキン重政さん:そうだったんですね、嬉しいです。もともと私たちの中には、自分たちの思想や考え方を整理・言語化していき、具体的な戦略を構築していきたいという課題感がありました。なので、ダイキンの事業戦略を理解しつつ、抽象的な話に留まらず、具体的な組織体制やコミュニケーション方針の整理を手伝ってくれる方はいないかな、と考えていたんです。VIOLET 小塚:なるほど、だからコンサルでもPR会社でもないという話なんですね。ダイキン 重政さん:複数の会社さんとお話する中で、こちらが伝えた課題に対して「一つの解決策としてはそうかもしれないけれど、事業戦略とはズレるな」と感じる提案もありました。その中で、VIOLETさんからの提案は、私たちのイメージをきちんと汲み取っていただけた感覚がありましたね。何かの販促施策ではなくもう少し複雑なテーマでしたが、それらを整理してくれた気がします。VIOLET 小塚:嬉しいです。貴社からの一言目が「本当にこの出会いに感謝です」だったことを今でもしみじみと覚えています。2.いい意味で裏切られた。手段から入らないVIOLETの伴走スタイル — 実際、VIOLETとの仕事はどうでしたかダイキン 重政さん:最初は、あまり実態を考慮せずに目新しいことばかり言ってくる人たちなのかな、自分たちが得意な手段を一方的に提案してくる会社なのかな、という印象でしたが、実際に話してみると、そんなことはありませんでした。担当マーケターの山本さんが「広報・宣伝組織はどうあるべきか」という問いに深く向き合ってくれた印象があります。最初に手段から入ってしまうと、発想の幅が限られてしまうと思うんですよね。その打ち手の範囲の中でしか考えられなくなったり、その会社さんの得意分野の中でしか検討できなくなったりする。ダイキン 重政さん:そうなんです。総合的に大きなことをやろうと思ったときに、手段から話が入ってしまうと、どうしてもできることが限られてしまう。でも今回は、まず「目指す方向はこうですよね」「定量的な目標も必要だけれど、定性的にはこういう姿になりたいということですよね」というすり合わせから始めてくださいました。そういった目指す方向の整理から一緒に考えてくれたことに価値を感じました。3.マーケティングは「業務」より先に「人」。VIOLETが成果を出す思想— 担当マーケターの山本についてはどう感じましたか?ダイキン 重政さん:変に遠慮しない方だなと思いました。忖度するのではなく、言うべきことは言おうという姿勢がある方だったと思います。逆にそれが信頼につながったと思いますね。VIOLET 小塚:実際にどういったときに感じられたんですか?ダイキン 重政さん:やはり提案に意志を感じるところですね。「自分としてはこう見えました」「自分としてはこう思いました」という言葉があって。自分がこれをやる上で、どう変えていけるのかをかなり考えられているんだな、というのが伝わってきました。そこに、やる気というか、思いのようなものをすごく感じました。ダイキン 平田さん:外から見た正論を言うというより、こちらの文脈に入り込んだ上で考えてくださっている感じがありました。ダイキンの組織体制も踏まえた上で、方針がどうやったら実現できるかまで意見をくださったのがありがたかった。だからこそ相談しやすかったですし、一緒に考えている感覚がありました。VIOLET 小塚:それは嬉しいです。実は山本も前のめりで何度も社内で壁打ちをしてたんです。VIOLET 小塚:「この課題をどう捉えるべきか」「これは本当にダイキンらしいのか」ということを、社内でもかなり議論しました。なので、重政さんや平田さんに「自分なりの考えを持ってきてくれた」と感じていただけたのは、とても嬉しいです。ダイキン 重政さん:VIOLETさんは「仕事があって、そこに人を当てる」というより、先に課題があり、その課題に向き合える人がいて、そこで仕事が生まれていくような考え方をされているのだと感じます。今回も、手段から入るのが得意な方ではなく、私たちのように少し抽象度の高いテーマを整理し、目指す方向から考えられる方をアサインしてもらえたのかなって。VIOLET 小塚: はい。VIOLETでは「社員が増えたみたい」と言っていただけることが一番嬉しいです。VIOLETの考えでは、いい仕事はチーム全体の熱量に比例すると思っています。担当する一人の姿勢や熱量が、大きな成果を生むキッカケになると思いますので、今後も課題に本気で向き合える人材を通じて、よいお仕事をさせていただけたらありがたいです。担当マーケター:山本株式会社博報堂にて8年間、戦略・クリエイティブ両部門を経験。企業ブランド戦略から商品・サービス開発、CM・PR・SNSなどの施策実行までを一気通貫で担当し、国内外のプロジェクトやジョイントベンチャー設立にも携わる。 <主な受賞歴>ACC2023メディアクリエイティブ部門エリアコミュニティ賞、JPM2019ベストプロモーショナルプログラム賞、マーケティングアジェンダ2023 ヤングクリエイティブコンペグランプリ、JAA2024第54回懸賞論文入賞など。共著に「本能スイッチ(2023,イーストプレス社)」。等